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ブログは下記のURLにて更新中です。

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常連さん達またいらしてね

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# by arttrace | 2016-10-25 00:10 | Comments(0)

Book Launch + Open Studio @Orteliusstraat 15, Amsterdam

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# by arttrace | 2011-10-05 05:37 | Comments(0)

Book Launch + Open Studio

2011年9月30日

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9月も終わりになってから奇跡的に連日25℃を超えるようないい天気がつづき、街中うかれていた週末(どのくらいうかれていたかというと、カギをかけていない自転車が2、3日放置してあってもドロボーも自転車を盗み忘れるぐらい。普段は10分後にはなくなっている)、
スタジオビルでブックローンチをやりました。

スタジオでやるんだからオープンスタジオもやった方がいいね、ということでオープンスタジオも一緒にやりました。

来てくれた人本当にどうもありがとうねー!

2日目、庭では娘の誕生日パーティーをもよおすアーティスト(すごく興味深い仕掛けをつくっておりました)、夜には数人のアーティストがでっかいBBQパーティーをもよおし、それぞれが夏の終わりを楽しめた最高の週末でした。

楽しかったなあー!
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# by arttrace | 2011-09-30 06:43 | Comments(0)

プリペア

アムスでもブックローンチをやろうと準備しているところです。
しかし9月は毎週いくつも面白そうなオープニングがあってなっかなか準備が進みません。しかし、準備をしておるところです。

日本で来てくださった方々、どうもありがとうございました。おかげでたのしい催しができました。
日本でドローイング本を入手したいかたは、

Art Trace Gallery

または

Unseal Contemporary


にて入手可能です。




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# by arttrace | 2011-09-18 02:20 | Comments(0)

Book Launch

2011年8月19日

あす20日、東京両国のArt Trace Galleryで個展開催中のアーティスト坂光敏さんのご厚意で、坂さんの個展会場で私のブックローンチを行わせてもらえることになりました。17時からです。

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本の詳細は、こちら

会場へのアクセスは、こちら

当日のイベントとして、坂さんとのアーティストトークというかプレゼンテーションをおこなうよていです。
また、当日40部のみ¥1260(税込)のところ¥500で販売し、その売り上げは東日本大震災の義援金とします。

さらに。
当日20部ぶんまで、アーティスト直筆ビニール袋を用意しておりまして、これに入れてお渡しします(ご希望の方は無地もあります)。

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さーらーに!
そのうち3枚は大心が描いたレアもの!キレイです!

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興味のある方はお気軽にお立ち寄りください。

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# by arttrace | 2011-08-20 00:17 | Comments(0)

ゾンビ2

2011年8月5日

一昨日数人だったゾンビが30〜40人になっているのがバルコニーから見えました。
みなで昼食をとっていました。シチューのようなものが出されていて、銀色の顔の人たちがお皿を持って並んでいました。

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# by arttrace | 2011-08-06 06:24 | Comments(0)

ゾンビ

2011年8月2日

私の住む家は、アムステルダムのNoord(ノールト、Northという意味) にあるVan der Pek(ファン・ダー・ペック)というストリートと、Meidoornweg(マイドールン・ウェグ)という2つの大きなストリートに挟まれたブロックうちのひとつにあります。

昨日、今日とそのひとつMeidoornwegは封鎖され、映画の撮影がおこなわれています。

私は、ここ数日留守にしている階下の住人の猫にご飯をやりに、このブロックで共有している裏庭に行くことになっていて、それにはMeidoornwegを通らないと裏庭に入れないようになっていて、ロープの前に立っていたスタッフにちょっと通らせてくれないか聞いてみると、撮影中でなければとおってもいいというのでしばらく待つため立ち話しながら映画のことを聞きました。

彼が言うにはこれはオランダの人気コメディシリーズ(名前を忘れてしまいました。知らないと言ったら驚いていた)の撮影で、今回の映画ではゾンビがでてくるそうで、たしかに向こうで数人のエキストラらしい人がゾンビの歩き方の練習をしています。

見せ場は数百人のゾンビが一斉に主人公をおいかける、というベタというか根強い人気、のそれで(それもNoordのどこか広いところで撮影される。「すごくお金がかかってるよ!」とその人は言う。)、
おそらくはNoordがかつて犯罪者を隔離するために作られたさみしい地域だったという過去をふまえての設定だろうと想像しました。
でその映画、そのアイデアはほとんど宣伝(Noordのイメージアップ)効果だろうとも想像しました。

というのもNoordはいま再開発中で、近所には新しいフィルムミュージアムが建ち、私の住むブロックも10年後にはリアルエステートとなるので、すでにお金持ちそうな人がときどき住宅会社のツアーでこのボロい横町にあらわれます。
確かにここはセントラルステーションから10分たらずという便利な立地でも、その間フェリーに乗ることやそのイメージのおかげで家賃がかなり安いのです。
私が引っ越してくるだいぶ前は、治安もあまりよくなかったと聞くけど。

ところで映画は来冬(2月!)公開といっていたけど、ゾンビは夏のものかと思っていました。
それともゾンビに季節はないんだろうか。というか映像にじっさいの季節など関係なかったかもしれない。

じゃあ逆に、ある季節をテーマとするような映像というのはきっと、いろんな代理がうまく立ててあってその季節というものの記憶を触発する、おそらくその季節というものを知らない人にも感じさせる、緻密なオペレーションをするのだろうとも思いました。

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# by arttrace | 2011-08-02 20:36 | Comments(3)

ARTBOMB

2011年7月23日

さる2011年6月24日、ちょうど1ヶ月前か、ART BOMBというイベントがおこなわれました。

http://www.artbomb.nl/

自分の好きなアートロケーションでカラードスモークをたくというアイデアは、弱いアピールだという人もいるにはいたけど、私はこのアイデア気に入って参加しました。
きれいな色のついた煙が、あちこちのアートロケーションで一斉に炊かれるなんてステキだし見たいじゃん、とすぐ思いました。

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FacebookでART BOMBコミュニティにいくとちゃんとしたきれいなスモーク写真がたくさんあります。
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# by arttrace | 2011-07-24 01:28 | Comments(0)

Love In Tokyo

2011年7月16日

5月、ベルリンにカップルで住む友達から、しばらくイタリアに行く彼らの家が空くから使わないかという誘いがあって10日程ベルリンに行ってきました。
その頃ベルリンはまさに初夏のいい気候、私の10日ほどのショートバカンスは非常に楽しかったわけです。
そしてつい先日戻ってきたらしいその友達からメールがありました。

「スモールプレゼントどうもありがとう!ー中略ー V(友達の名前)はキーボードのLove In Tokyoをすごく気に入っていたよ。あれLove In Tokyoっていうの、知ってた?」

といいます。

キーボード? ラブ・イン・トーキョー? としばらく考え、思いだしたのは
わたしは彼らの家に行くのが決まったあとで、古い型のパソコンのキーボードがひとつひとつのアルファベットにバラしてあって、それをを2つゴムに通してヘアアクセサリーにしてあるリサイクル商品をアムスでみつけ、友達の彼女の方(髪が長い)がそれを好きだろうと思ってVの字のものをひとつ買って持っていき、スモールプレゼントとして置いていったことです。

それを、イタリアから帰ってきたVがみつけてとても気に入っている、というかわいい知らせなんだけど「ラブ・イン・トーキョー」とはなんのこと。

どうもヨーロッパの人は何かのことを「ラブ・イン・トーキョー」と呼んでいる。
その人のアルファベットのものを贈ることだろうか。
返信メールで聞いてみてもいいけどそれはせず、とりあえずググってみます。
該当するのはYouTubeにある「Love In Tokyo」というタイトルのBollywood Movieの動画です。
他には特に見あたらず、私の疑問とつながりがありそうもないその動画を「念のため、念のため・・」といいつつ見てみます。

66年、オリンピック後の東京を舞台に踊りまくるインド系の俳優、女優、その頃の日本人たちを見ながら、こういうとき私の頭には「?」マークが浮かび、その形のとおり頭のどこかに引っかかってブラブラしている、そんなかんじがします。

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ねーなんだろねえ〜
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# by arttrace | 2011-07-16 21:27 | ART TRACE | Comments(0)

マレーネ・デュマのコメント

2011年6月25日


これは、先週の土曜、オランダの新聞NRC Handelsbladにのった、マレーネ・デュマのコメントです。

コメントの前に、補足説明(***)

***オランダでは昨年政権交代がありました。現行政府(反イスラム自由党PVV、キリスト民主アピールCDA, 自民党VVDの連立政権。リーダーの反イスラムPVV党首Geert Wijlderは、街を歩けばナチ!と言われ何か投げられる。)は今年から、オランダの文化予算全体を40パーセントカットするとしていました。
この大きい数字に誰もが驚き、その決断の早さにも怒っていました。

そしてその詳しい内訳が先週発表されてみると、さらにみなビックリ仰天したなんてもんではありませんでした。
間違いなくオランダが誇っていい、ビジュアルアートのインスティテュートはほぼ壊滅的に政府の援助が2013年をもって打ち切り、の打撃にあうことになります。
アーティスト、インスティテュートの数が多すぎる、というんだそうです。

De Appel(デ・アペル)、Witte de With(ヴィッテ・デ・ヴィス) SKOR(スコール)、 Manifesta Foundation(マニフェスタ・ファウンデーション)Jan van Eyck Academie(ヤン・ファン・エイク・アカデミー)、 De Ateliers(デ・アトリエーズ)、 Rijksakademie(ライクスアカデミー)も例外ではなく、その他まだまだたくさん。

そして反対運動は火がつき、来週月曜の議会にむけて今週末さまざまのアクション、デモンストレーションがおこなわれます。
木曜はStedelijk Museumのカフェで、パネリストを迎えての市民討論。
金曜は世界各地のアート・ロケーションからの自主的参加を募るART BOMB。
日曜はロッテルダムで大きな集会があり、その後ロッテルダムからデン・ハーグまで夜通し歩くデモ行進(Mars der beschaving )が出発して
来る月曜にはデン・ハーグBinnenhof(国会議事堂)前に到着。その横にある大きな広場Malieveldで大きなsave the culture!デモがあります。

いつも大した用事もない私の受信トレイも、膨大な量の反対運動インフォが送られてきています。

そんなこんなでマレーネ・デュマのコメントです。わたしのこなれない日本語にだまされず、彼女の言いたいことを読んでほしい。原文が気になる方は出典のEndless Lowlandsヘ(オランダ語です)。***


http://www.endlesslowlands.nl/?p=3777


マレーネ・デュマ:

その問いは、「私たち(注;オランダ社会の構成員)は今何をすべきか」ではなく、「私たちは経済の中の何を原因とみるか」とするべきです。
アートに対する懐疑と見くだしが、金融危機の本質的な原因を忘れ去るためのスケープゴートをみつけたというように見えます。
私たちが危機に陥ったのは、アーティストやインスティテュート(研究機関)が多すぎたからではなく、経済部門が多くのリスクとともに他から借金したからです。

 私はアートをサポートします、それは権利や特権としてではありません。望むべくは、直接おもてだって現れないものの質を正しく評価できる共同体です。効率化から成る考察は、健全な文化の発展を破滅におとしめます。それは無知で利潤だけを見る、貧しい改良です。私たちの民主主義は、一般的でないビジネスを守るようにつくられています。

 アートの価値は、経済的なものさしだけで測れるものではありません。でも今それが起こっています。もしアートにおいてマーケットだけが重要なら、その素晴らしさも堕ち私は深く悲しむでしょう。
高名な研究機関を保護するのは、小さな、個人の出資によるインスティテュートや実験的なインスティテュートを保護するよりも楽です。だからこそ政治は真に革新的な研究機関を守らなくてはいけないのです。

 私自身のことを言えば、南アフリカで美術学部を卒業したあと、独創的なインスティテュートであるデ・アトリエーズ(注;アムステルダムにあるアーティスト・イン・レジデンス)に選ばれました。そこで当時、私は多様な視点をもった、重要なアーティストたちと対峙しました。それによって私はひとりのアーティストとなる機会をを得ました。だから私はどの若い才能たちにもこの訓練をおこないます。だから私はデ・アトリエーズと関連しつづけることに情熱を持っています。

 とはいえ、私は直接の助成を楽しんではいせん。私は、現在の私の立場がそういったものによってできていることはわかっています、国内外の美術館で私の展覧会が開かれれば、政府支援のものがあることも含めて。この効率化政策は私に、直接経済的にも、感情的にも大きく作用します。それはオランダの納税者が、大勢の若者の文化的活動を縮小しようとしていることと同じだからです。

 私はすべてのアートワールドについて話しているわけではありません。答えはその問いにもよります。アーティストは自問するものです。
 もし、誰しもがあなたのことを好きで、あなたについて支払ってくれたらそれはいいでしょうね。でも、問題の日は、いつも存続のためだけにあるわけではないことは歴史が知っている、なんてこと、誰にわかるのでしょうか。

 アートは想像力です。これは挑戦と失敗による、実験と革新のプロセスということを意味します。なぜならアートは、返答の難しい、とても異なるボギャブラリーの考え方で、リアリティーを積み重ねるということに関係するからです。それに、私たちに伝えたいことがあっても、その言葉がメディアで発表されることはあまりないのです。

私は建設的な答えを求め続けます、私が維持したいと願う政府が解体するまでの間。

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# by arttrace | 2011-06-26 19:48 | ART TRACE | Comments(1)

こん週末のこと

2011年4月10日

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こん週末は、ひじょうにいい天気でした。

わたしはスタジオにフォトグラファーを呼んでの撮影を予定していたのと、
私のスタジオビルの中庭、200平米ぐらいのけっこうな広さが荒れ地のままだったのをテナントのアーティスト皆でガーデンにする作業(石を取り除き、雑草を抜き、土を耕し、肥料を混ぜ種をまく。BBQのかまどをつくる)が行われたのと両方あったため、両方同時にやる、という忙しい日になりました。
でも庭で体を動かすのは気持ちがよかったし、写真をきれいに撮ってもらえたのも良かったです。


荒れ地を庭につくりかえる作業のリーダーは、私の隣のスタジオのRuneというアーティストで、
この人はオランダの現政権で採決された今年からの文化予算50%削減案の反対運動のリーダーのようなこともしています。
http://www.platformre-set.nl/manifest-nl/
Runeは庭作りもよく知っていてプロフェッショナルなかんじでした。


話は変わって、私がオランダに来て1年ぐらいたった頃に、Miekeという友達、私より1年先にライクスにいたアーティスト、と話していて、何かのついでに話が日本の社会と若い人たちとのことになりました。
「私興味あるんだけど、なぜ日本の若い人たちは社会に不満があっても黙っていて、自分たちの主張をしないの?たとえばデモ行進するとか集会をひらくとか」
と彼女にきかれ、そうだな、なんでだろう、と考えました。
わたしも日本でデモにいったことはなく、反原発集会&ライブというのには高校生の頃(20年前ですもう)日比谷野音に見に行ったことがあったけど、それはタイマーズが出ていたので行ったのでした。

日本にも60年、70年代には日米安保条約反対への学生を含んだ大きなデモがあったよ、それが一大ムーブメントとなったあと突然消えてしまったという話は聞いているし、その突然消えたことへの不信感が大人にはあって、若い人にも諦めの感じとして根強く伝わっているんじゃないの、というのがそのときの答えでした。

のちにそれは日本人のgreat hesitationだと評する人もいました。


同じことをSemaと話していた時(SemaもRuneとおなじ反対運動グループで活動している)、「日本は大国だからだ」と言っていました。
どういうことだろう、サイレントマジョリティの数が多いと政府がそれを利用するという意味だろうか。

ユトレヒトという学生街に住んでいた頃は、ドイツ系オランダ人のフラットメイト(学生)から、ドイツのライプツィヒで学生によって始められた、教会でろうそくをともして集まる非暴力運動が後にベルリンの壁の崩壊に至ったのだということを誇らしげに話していたのも聞いたことがあります。

そんなふうに折りにふれ「そうか・・」と思うだけでした。

でも今回の統一地方選の結果を受けて、とくに大心は都民じゃないけど石原都知事4選にとても落胆していたのだけれど、
原発政策だけを見るなら、脱原発政策をかかげた候補の得票数を合わせればとても多いのだし、脱原発意識は十分に高くはないかとも考えられます。だから対話はこれからです。

日本のような国での脱・原発依存は、投票しただけで済むものでもなく選んだあとも、市民が自ら作る気で草の根運動を続けないと、ただでさえすぐには実現しないのだし、これからも重要な住民運動として考えて参加して発言すればいい、統一地方選挙選挙後にもデモはあるし、もちろん私もいって何かしてくるよと励ましました。



ところで写真を撮ってくれたTon、これはチャリティーにするのだといったら、様々な費用をうけとらず日本の人たちに寄付してくれと言ってきました。何てえらい子・・。
代わりにといって、撮影中かけていて気に入ったというクレイジーケンバンドのデータをコピーして持っていきました。イイネ!

庭のほうもみんなで作業をしたせいかだいぶはかどって、夕方にはそれぞれの家族や子供も呼んでBBQをしました。

やっぱり放射能のない暮らしの方が良いと結論づけた日でした。


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# by arttrace | 2011-04-11 06:14 | ART TRACE | Comments(0)

日曜です

2011年4月3日

4がつです。
もうサマータイムに入り、だいぶ日も長くなりました。今回の冬は、昨年12月だけ寒くあとはそれほど寒くならずで助かりました。


3月末、タイ在住の友人のアーティストと、アムステルダムで会うためのメールのやりとりをしていたら、

「さっきのニュース(3月末時点)でみたけど、タイからも、ヴェトナムからも、韓国からも、アメリカの雨雲からも日本の福島から来た放射性物質が出ていると言っていた、
もちろん全ての日本の水源に放射性物質は入ったし、世界を事故前の状態にするには4000年かかる。」

といわれ、何かやっぱりまず謝ってしまいました。 タイ人の子や韓国人の子らの顔が浮かぶし、こういうとき他人顔でいられない性分だからです。

で、これは深刻な問題で、事故は本当に怖かったし、私もこの事故のあとで、日本にはまだ50基ほど原子力プラントがあって、古くて稼働しない方が良いものや、いい加減な施工やチェックによるコンディションが悪いものがまだたくさんあること、そのいくつかは活断層の真上にもあることを知って、事故までそれを知らなかったことは恥ずかしくおもうことなど伝えました。


ついでに、日本語での彼女のいうニュースは出ていなかったので、

日本のニュースでは放射性物質の放出にかんしては、「その水(野菜)がいかにそこまでダメージを受けていないか」のほうがフォーカスがあたっていて、それを聞くうちにこの事故の放射性物質が少し入っていることにも慣れていくし、

その体への影響だって、しきい値がなくても安全だと他人にアドヴァイスする学者が、関係ないたとえばかり出して、事故によって出た放射能の意味を薄めて薄めて伝える感じがやだなとおもうことなども。


まあ私も4月には2週間ほど日本に帰るからその時はその放射能ぎみの水を飲むよ、でも甥っ子へのおみやげにはアムスから水(軟水)を買っていくよといったら、その子は、

私も今年8月の横浜トリエンナーレのサイト下見のために5月に日本に行き、8月にはそこでパフォーマンスするんだけどBFが一緒に来たがらないのよと笑っていました。


いつも買っているアロエの缶詰キャットフードですが、"Pacific ocean fish"と"Atlantic ocean fish"というのがあるんだけど、"Atlantic ocean fish"のほうだけ売り切れて棚にありませんでした。(同じ量だけ棚にあるのが常だったんだけど)。
マサカマサカ・・。太平洋の魚を案ずるヨーロッパの愛猫家はもう備蓄をはじめているの?


追記;

私も大心も毎日関心もって見ている、原子力資料情報室の中継映像のアーカイブができたそうです。

http://cnic-movie.blogspot.com/

第8回(2011/3/26 19:00~)原子力資料情報室記者会見からみられます。
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# by arttrace | 2011-04-05 02:27 | ART TRACE | Comments(0)

初動

2011年3月31日


前回紹介した、アムステルダムのMediamaticで行われたLive Aid Japan、そういえば私がすごくリスペクトの念を抱いたのはその初動の早さです。

コンサートを開いた人たちは、まずは「被災者のために何かしよう」という考えのもと集い、
コンサートやパフォーマンスのクオリティーとか意味をあれこれ考えるより前に何か行動を起こして、少しでも多く義援金を集めようという気概があったように思います。

知り合いのミュージシャンは、今年から新しく始めたというソロ演奏を披露していて、後日大心と、「ステージ良かったよ」と知らせると「自分的にはダメダメですべったと思った」という返事が返ってきて驚きました。
そんなことなかったけどな、ステージを見ている人はミュージシャンから音だけでなくいろんなものを受け取るし、少なくとも私はそういうパフォーマンスをとってもカッコいいと思ったけど。


わたしはといえば、チャリティー用のドローイングブックの素材作り続けています。

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# by arttrace | 2011-03-31 23:22 | ART TRACE | Comments(0)

チャリティーイベントも脱原発も

2011年3月26日

昨日、Mediamaticで日本へ祈りと義援金をおくるという趣旨でチャリティーイベントが開催されました。

http://www.mediamatic.net/page/204668/en

オランダに住む知り合いが多く関わっていたのもあって、私も見に行ってきました。
このイベントも、継続的な活動として行われるそうで私も楽しみにしています。


おなじく会場に来ていた友人の何人かは、
「確かに福島の原発は今大きな話題で注目を集めているけど、そこより北にはたくさんの被災者が、まだ着るものも食べものも毛布も足りなく過ごしていることにももっと注目してほしい。」

といっていました。
確かにそうだと思いました。

でも、私は福島より北(福島より南の北茨城にも物資があまり届かないと聞きました。1週間ほど前。)の被災地と、福島の原発事故とをそんなふうに分けて考えることもできないと思いました。


この原発事故は、国際的にも関心が高く、海外メディアでの報道の割合が被災地の状況報告より多くなっていることを受けての言い方でしょうが、
わたしがひじょうに心を痛めているのは、福島で避難生活を送られている方々も地震と津波に遭っています。まだ見つからない家族や友人や大切なものがあったとしてもそれが避難指示区域内であれば探しにも行けない、自分の故郷だろうと立ち入りさえできないということです。
おなじく移動が困難な重篤患者や寝たきりのお年寄りが、避難することで無理な移動をされて亡くなられたというのも大変なことです。

最悪なのは、今起こっているこれら原発による被害は全て人災ということです。
今回の災害の中で原発だけは人間が作ったものだし、
どこに責任があるかといえばそれが、原発にきちんとした反対をしてこられなかった私たちにあるんじゃないかという罪悪感がわたしにはとてもある。
いまこういう人たちを出してしまっているのは今まで原発ヘの懸念を放っておいた私のせいでもあると。

もちろんその間には、政治家や保安院や電力会社やいろいろあります。そこの責任は問われなければいけないけど、かかわった地元も関係者も不幸になる原発というシステムそのものの是非も真剣に考えられていい。

東北の被災地の方々の困難を放っておけないのと同じく、原発だってやっぱり今関心を持てなかったら、次は別の場所でまたおなじ悲劇がおこる災害じゃないかと考えます。
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# by arttrace | 2011-03-27 21:21 | ART TRACE | Comments(0)

後藤さんのお話

2011年3月23日




連日の後藤さん押しですみません。

一昨日と今日もCinicにて後藤さんのレクチャーがありました。
私がここのレクチャーを見ているのには、今回、大地震と津波に続く、日本最大の原子力事故といわれる福島原子力発電所での一連の事故があったことで、事故の推移がもの凄く心配で食い入るようにNHK放送ををみていましたが、何日間凝視していても何も分かったような気にならなかったからです。

ニュースを見ても、解説員や記者の話も、記者会見を注意して聞いてみても判然としない。

はじめは、まだ現場でも分かっていないところが多いからだろうかと思いましたが、
分かっていないことが多いということは、それだけ危険因子が多いというのが原子炉問題なわけで、どこがどう分からないことでそれにどんなリスクがあるか、が説明がされないことには今の状態も分からないわけです。


後藤さんは
「技術的な理解と、データなしには原子力事故は理解できない」
として今問題になっている原子炉の設計上のお話をしてくださっています。

それから、原子力に対する賛否の立場のまえに、原子力設計技術者として、
「燃料は(危険なので)安全設計上絶対に閉じ込めないといけない」にもかかわらず、
日本で法的には今回のようなシビア・アクシデント(過酷事故)に対する安全設計上の義務がない、つまり「安全設計上の基準が甘く、設計者として責務を問われるのは設計条件を満たすことのみ」 というダブル・スタンダードに疑問を持ち長く戦ってきたことから、
今ある格納容器とは一体どんなものか、をまず説明しなければいけない、という考えでお話をしてくださっていることが、私のような一般大衆の耳にも届くお話になっているんだと思います。


私も、大心と話し合ってみたけど、今後はやはり脱原発を目指さなくてはいけないという結論に達しました。
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# by arttrace | 2011-03-24 20:40 | ART TRACE | Comments(0)

レクチャー

2011年3月19日

福島原子力発電所の事故しんぱいです。
現在も放水作業が進められ、難しく厳しい状況の中、事態の安定化に尽力していらっしゃる関係者の方々に深く感謝します。


CINICのレクチャーに、専門家のみる今回の事故の解説がありました。


田中三彦氏(サイエンスライター/ 日立 元原子力技術者)
後藤政志氏(東芝 元原子力技術者)
による福島原発事故の解説
同時通訳つき(3/18)






崎山比早子さん(元放射線医学総合研究所 主任研究官、医学博士)
による放射線、放射性物質の基礎的知識のレクチャー、アドヴァイス。(3/19)






田中さん、後藤さんは、この事故がまだ危険度が高く十分な情報がないことは承知しているとした上で、

・報告と、(例えば「健全性を保っている」という報告などの場合)その文面に見合ったデータが見当たらない
・不明な点があるならにそこが不明であることを言わないと、専門家だけでなく一般にとっても現状認識の助けにならない

等の言及がありました。


崎山さんは、

・現在再三報道に登場する、放射線測定値とその危険度の説明の際に、レントゲンやCTなどの医療被爆との比較がされていることへの疑問
・会見で3号機付近放射線の測定値の推移は発表されているが、合わせて半径30km圏内の測定値が発表されない

など、現在、国から国民の健康に対する充分な情報発信が迅速になされていないことを不安視されていました。


まずはこの未曾有の事態の安定化を図ることが最優先ですが、
原発事故に際し、現場から、国から、どういった情報が迅速に提供されるべきか、ということは今もこれからもずっと考えられていいことです。


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# by arttrace | 2011-03-20 04:31 | ART TRACE | Comments(0)

介入

2011年3月18日

G7介入よかった。

こんな時に円高を仕掛ける投機筋は、ホント、サイテー。
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# by arttrace | 2011-03-18 04:29 | ART TRACE | Comments(0)

gazer

2011年3月14日


福島原発の格納容器がきちんと冷えてくれるまで落ち着かない日々が続きます。

ここ数日暇さえあれば見ているNHK放送ですが、
大心は「俺は関東にいるつもりで見ている」といっています。

nhk-world livestream URL;

http://www.japantoday.com/category/national/view/nhk-world-livestream


報道による理解だけでは分からないこともあり、探してみました。
でMSNで紹介されていた、サイエンス・メディアセンターの「原発に関するQ&Aまとめ」。

http://smc-japan.sakura.ne.jp/?p=956

English
http://smc-japan.sakura.ne.jp/?p=830



それから、
帰宅後Ustream配信で見た、原子力資料情報室(CNIC)で行われた、
後藤政志さん(東芝 元格納容器設計者)の、今2号機で何が起こっているかの解説、55分。




どちらも動向の注視とともに、理解に役立つのでお薦めします。



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# by arttrace | 2011-03-15 05:59 | ART TRACE | Comments(0)

The Disaster

2011年3月12日

昨日朝起きると、
「東北地方で大きな地震があり関東でもかなり大きな揺れがあった」とのニュースがありました。
地域別の震度をみて、これはすごいのが来てしまった、とすぐ千葉県に住む家族に被害がなかったかどうかを確認しました。
その後、茨城県取手のスタジオ(私と大心の作品が置いてあり友人がいる)の状況や東京周辺の友人の安否の情報などが徐々に入ってきました。

無事だった家族、友人からは、今回の地震が、今まで経験したことがないくらい大きな揺れが長く続き、とっても怖かったとききました。ううーかわいそうに・・。

ニュースで見た、東北地方の津波の映像はとんでもなく怖く、被害も目を覆いたくなるようなもので、もうただ胸が痛かったです。



今日も、時間があるとインターネットでのNHK放送を見守り、いまも進行中のこの災害の被害状況が徐々に明らかになっていくのを見ていました。

被災地の方々の状況はとても厳しく、その心中は察するに余あるものでした。


ここ数日でオランダと、その他の国に居る友人たちから「トモコの家族や友人たちは大丈夫か」と安否を気遣うメールが何通も届きました。
とりあえずの無事を報告し、お礼を言いました。



これから被災地への長期的な支援が必要になることを考えると、
私にできることは何もないのだろうかとかんがえはじめました。

今すぐには義援金ぐらいしか思いつかないのですが、
これから出すドローイングブックを売るとか何とかして被災地への支援に役立てられないかと考えました。
これから先、被害状況が明らかになってくるにつれ、私がどうすればよいかもはっきりしてくるでしょう。


まだたくさんの方々の行方が分からないことに心を痛めています。
被害に遭われた方々が1日でも早く日常生活を営めるよう心から願っています。
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# by arttrace | 2011-03-14 02:51 | ART TRACE | Comments(0)

Red, Green, Blue (Marijn van Kreij -"The Passenger")

2011年3月5日


友達のMarijn(マライン)がGallery Paul Andriesseで展示をやっています。

私はオープニングに顔を出して、それからだいぶ経ってしまったけど、まだ間に合うのでお近くの方はぜひ。とても面白いショーです。3月11日までです。

http://www.paulandriesse.nl/p/38.html?product_id=

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移転して広くなったギャラリーの、フロントスペースではMarijnのドローイング作品がたくさん見られます。

Marijnの作品は、様々なアートワークがソース(源泉)になっていて、タイトルにもあらわされているんだけれど、そのソースと、それへのMarijnのノイズ感満載というか、ほとんどノイズでできているかのような多彩なリアクション、の両方をたのしむことができます。
(まず画面を見てそのセンスに驚き、いろいろな手法がつかって描いてあるのをじっくり見て楽しむ、そのとなりには、たぶんプロジェクターを使ってるんだとおもうけど、かなり手の込んだそっくりの手描きの複製があったりしてまた驚く。それから、タイトルを見てへえー!この作品はあれがソースなの!というぐあいにも楽しめる。)


バックスペースでは、Marijnが選んだ有名無名を問わずのアートワークで構成したグループショーです。(著名作家の作品の多くはPaul Andriesseの所蔵だそうです。)
このグループショーも、1つ1つの作品は、2つ(か複数)の異なるものや反するものを、ひとつの画面上に併置するイメージの仕掛けを楽しんでいて、さらにそれらの作品を組み合わせてなにか表現している。

私なんかにすれば、「へえーこんな作品みたことないわー!」と、そのバラエティーさだけでお腹いっぱい楽しめてしまいました。カッコいい。

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ところでこの、ショーのタイトルにもなっている"The Passenger"という作品↑。
私にも大心にも、「これはAndy Warholの作品が元だろう」と思わせたものの、ソースを見ると、なんとIggy Popの"The Passenger"でした。
Andy Warhol、といっても大心が思い起こしたのは自動車事故の作品で、私が思い出したのは電気椅子の作品でした。
「自動車事故のほうが意味は分かるけど、電気椅子の方が似てるよ!」とか言っていたのにどっちも違うんだね。


これは、「展示するスペースがなかったから配布することにした」というFree For Allの作品です。

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"According to the combination of words in some book.
It is true that poet with their metaphors make symbols from plants or from mountains or from trees or from the sea."

「いくつかの本のなかの言葉の組み合わせによると。
詩のメタファーは、植物か、山か、木か、海か、の象徴でできているというは本当だ。」

そうなんだー。それでこのグラフィック。
バックスペースにあった、Sol LewittのWall Drawing 124: Horizontal not straight にちなんでいるようにも見えます。

ただならぬグラフィックのセンス、ドライでユーモアがあって、どっちかというと暗いしつこさと同時になにか大きな、突き放したような、宇宙とか、そういうものもあるような気がする。
宇宙と言ってしまうとあれだけど、私が、作品をみて宇宙と言ってしまったことがあるのは、ほかにはグレイソン・ペリーとジャクソン・ポロックだけです。

つまり、Marijnの作品は、塗りつぶしたところも、描いたところも、空いているところも、動画も静止画も、オリジナルも複製も、音も沈黙も、大きいのも小さいのも、全部平等に扱いたく、一度それらを全部シャッフルしたあとで組み合わせていくというようなことをしているのかもしれない。

(2011年8月5日書き足しました)
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# by arttrace | 2011-03-06 11:53 | ART TRACE | Comments(0)

ハピバ

2011年3月2日


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きょうは大心の誕生日なので、スタジオに行く前に
「きょうの夕飯、何か特別に食べたいものある?」ときいたら、

「うーん・・本格インドカレー(タマネギを1時間以上炒めてスパイスを加えてルーを作るあれ)かなあー」

とおっしゃいました。
これは・・・また敷居の高いところ突いてくるね・・もう昼過ぎなのに。
レシピには「最低ひと晩は寝かせる」とかいてある。でもいいわ。誕生日の人のご所望だもの。

そうなればスタジオに行くのはやめて、さっそく買い物してタマネギを炒め始めます。
焦げ付かないように鍋底をこそげながら(けっこう力を込めてこそげる)炒める作業は、1時間続くとかなりの苦行でした。

しかし! これ頑張って炒めると、ホントーーーーーーに!おいしいカレーができるのね!

だいしんは、自分の誕生日なのに私にPSPのカタマリ魂をプレゼントしてくれました。

だいしんハピバー!
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# by arttrace | 2011-03-03 07:37 | ART TRACE | Comments(0)

Grizzly Man

2011年1月29日

だいぶ前に友達から「すごい」とその話を聞いていた、映画『Grizzly Man』をみました。



話で聞いていた時は、そのショッキングな顛末に驚いて「何故そんなことを・・」と思うだけで、その何故に対して、つまりはその深遠さに対して考えることはありませんでした。

でも見てみたところ、まず本当に驚いたのは、ティモシーが撮った、アラスカの自然のなかに居るグリズリーの映像が、あまりに美しかったことです。それこそ息をのむような。
息をのむような、というのは、高画質であるとか、映像的センスがあるとかないとかいうことでもないとにかく凄みのある美しさ、ということなんだけれど。

その映像につられるようにして映画を見ていくと、ティモシーがなぜ自分の身をグリズリーの世界におかなければならなくなったか、ティモシーの残した映像の美しさと分ちがたく存在していたティモシーの闇や孤独の部分、それによってやはり起こった悲劇に対する周囲の言葉、否定や困惑、または理解がインタビューによって語られていきます。

その否定や困惑は、ティモシーが持っていたヒロイズムへの否定、困惑ということもありますが、つまりはあってはならないこと(人間が熊に食べられるという)があったという、人間界のタブーを犯したものに対する否定でもあります。

理解というのは、この映画の監督のヘルツォークの言葉でいえば
「(彼の敵は人間界と文明であり)彼は、文明そのものと戦っていた。」
「それは、ソローやジョン・ミュールが自然に身を置いたのと同じ文明である」
ということです。

映画では、公園局の職員が統計で「6パーセント」と、人間に狩られても安定できるとするグリズリーの数を挙げることでティモシーの行き過ぎた保護活動を理解できないものとしています。

一方そのことと、映画を見てただ「バカだ」といって彼の人生の意味を考えようとしないことをくらべてみることができます。
それはつまり、人間のうち「何パーセント」かは、彼のように、保護の必要のないグリズリーを守るために勝手に自然に入りそこで命を落とすことがあったって良い、と考えることと同じです。その「何パーセント」かの人間は、人間界に戻ってもどうせそこで平穏無事には暮らせないんだから、という理由で。
そんなふうにティモシーのしたことを捉えることは、ティモシーがグリズリーと人間の境界を越えようとしたことと同じように、グリズリーと人間との間にある差異を見いだそうとしないという点で同じく失敗をしているわけです。


別に私は環境活動家でもないし映像作家でもなく、私はそれを見たただの人間です。
人間とグリズリーはちがう、これがティモシーの残した映像のなかにあった圧倒的なカオス、深遠な美だからこそ、人間はそこから何かを受け取ることが出来ます。


最後にヘルツォークは、ティモシーの撮ったものを、
「見ているのは自然の光景ではなく、我々自身、我々の本質なのだ」
といい、
「私にとって彼の使命を超えて、彼の生と死の意味を教えてもらった」
ともいいます。
そういう種類の映像だったのです。
それと同時に、その美しさは何かしんとしたさみしい気持ちにさせたということも付け加えておきます。


同じくアラスカの自然に身を置いて命を落とした青年クリス・マッカンドレスだって自然に身を置く文明の人間だったかもしれない。
人類最初の素潜り100M越えをしたフリーダイバーのジャック・マイヨールだって「陸より海にいる方がが好き」という点ではその系譜かもしれない。
どちらのことも私は映画を見て知っただけだけど。

ジャック・マイヨールのことを映画にしたリュック・ベッソンも、
クリス・マッカンドレスという人物を、自身の監督作品のキャリアの一つとして選んだ、俳優出身のショーン・ペンの選択も、意味あるものだったのだろうと思います。





こんなことを考えるついでに、タブーに関する問題が映されている作品として、森達也監督の「A」のことも思い起こされました。
国家の警察という権力組織とカルト教団とが、路上で対立するシーンで、両者に全く似通った変なものがあるじゃないかという、マスメディア的にタブーなものが映っているシーンは、今も私の中に根強く残っています。
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# by arttrace | 2011-01-30 03:20 | ART TRACE | Comments(0)

驚いたこと

2011年1月27日


今朝、オランダのFonds BKVBの事務所から電話がありました。

このFonds BKVBというのは、オランダの現代美術支援のための助成団体です。
私は大心とドローイングブックを作りはじめたときに助成金を申請していました。
送ったアプリケーションに関する質問かなーと思っていると、相手は

F 『あなたは今ドローイングブックを作るためにFondsに助成金を申請中ですね』

私 「はい、そうです」

F 『ところで調べたところでは、あなたは2009年にもFondsから助成を受けていますが、データによるとあなたはそれを現在まで1ユーロも使っていないようですがそれは何故ですか?』

とおっしゃいます。
私はFondsからの助成を受けたことはないので意味不明です。

私「あのー・・おっしゃることがよくわかりませんが。どういうことですか?」

それで聞いてみると、確かに私は2年前ここのアーティストの支援の助成金、Basisに応募していましたが、応募したあとで度々引っ越しや家探しがあり、ヴィザの取得や、こっちのショーのオファーがあったと思ったらあっちのショーがつぶれたり、なんやかやなんやかやでただでさえ小さい頭がパンパンになり、すっかりその結果を問い合わせるのを忘れていました。

でもその助成金はちゃんととれていて、その通知もどこかの住所に来ていたようで、私はそれを2年間知らずにかなりの額のお金を放っときっぱなしだったというのです。
今回、別の助成を応募したことによってようやくそれが発覚したわけです。

その2年間は私も大心もオランダで模索もさくで絵を描いて、それが売れた時は嬉しかったけど、いろんな人のお世話にもなったし、そろそろサイドジョブを見つけないとねえ、と話していたところでした。


事務所のお姉さんは、事情が分かると笑いに笑って、
「ごめんなさい、笑うつもりじゃなかったんだけど・・知らなかったって、あー可笑しい・・これは珍しいことです!」といいます。
それから、
「ではおめでとう。追って正式な書類を送りますから。ドローイングブックの方の助成の結果は3月に出ますから。今日はお祝いに行くのよ!」といって電話は終わりました。


私も突然のことでビックリした、というか自分のあまりのマヌケさに驚いたけど、とりあえず眠っていた大心を叩き起こしてこの仰天ニュースを知らせました。

大心はとっても喜んでいました。「あんたはほんまジェットコースターみたいな人やなあー」とか言って。

私は・・とりあえずほっとしました。心配事が消えたわけでもないけど、大層なボーナスをもらったのは嬉しい。

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よかったねえ〜〜!
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# by arttrace | 2011-01-29 06:51 | ART TRACE | Comments(0)

Lulaふたたび

2010年11月21日

シマッタ!!!!

何やかやとやっていて、ブログを放っときっぱなしでした。

ええと、、、、そうそう。10月の中頃、久々にLula(Galの犬)の世話を頼まれました。
私は犬の世話もするのです。
Galは今アメリカにいて、Ton(Galのだんな)が4日間ベルリンに出張だというので引き受けました。
私も大心も〆切り前だったので、1日3回の散歩は結構大変だと思ったけど、こういう頼まれごとはいつもやってよかったと思うのです、結局楽しいもの。
その頃はアムスの短い短い秋晴れの時期で、いい天気が続いていたのも良かったです。

今日もいい天気だし、少し長めにブラブラしようとLulaを連れて出て歩いていたら、通りすがりの、カメラを持って同じくブラブラしていた青年が急に振り返って、「これLula? 僕この子知ってるよ!」と言い、写真を撮ってくれました。
どうやらGalとTonの友達で、「この写真、アメリカのGalと、ベルリンのTonに送っとくね!僕が送ったらきっとビックリするぞー!」とはりきっていました。


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Lula喜びすぎ!メガネメガネ!


後日、Tonから私のところに写真がまわってきたのを見たときはちょっと驚きました。
あんなに天気のいい、じつにじつにきれいだった秋の日に、白黒で撮ってたの?!って。
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# by arttrace | 2010-11-21 12:43 | ART TRACE | Comments(0)

ベルリン!!

2010年9月8日


ベルリンで引いたひどい風邪が治ったときはもう滞在最終日。

Iwanのすすめで、Maueu Parkという公園にあるスタジアムの階段で毎週行われているという野外カラオケ大会を見物しました。

カラオケ大会見物? それ面白いんか・・と思ってたらまさか!これが面白かったの!


私たちが会場に着くと頑固そうなおっさんが気持ち良さそうに十八番(多分)をうたっているところでした。
次は、若い女の子が十八番(多分)を歌いあげ、
次のお兄さんはダンスの上手い人でBilly Jean(マイケル)を歌い踊り、
その次、性格のよさそうなお兄さんが恥ずかしそうに何かのロックナンバーを歌っていたら、そばで寝ていたジャンキーが乱入し、(とりおさえられていました。)
カップルやグループが勢いに任せてポップナンバーを歌ったあとは酔っ払いがマイクを握り、
そのあとで移民ぽいお兄さんがなにか古そうな歌を歌うその横で、子供たちが誰彼かまわず出たり入ったりしている。
ヒッピーっぽいおじさんはステージ中央でずっと寝転びながら、歌っている人を写真に撮っている。。。


バラエティーに富んだ素人(しろうと)たちが一箇所に集まり、順々に歌を歌う、とてもシンプルな催しですが、何だかとてもスリリングです。

オーディエンスもたくさんいて(200~300人)、ほとんどの歌い手が上手くなんかないのにどんな人が出てきても歓迎モードというか楽しそうに見ているし、
歌い手は上手くないといっても、みんなの前で歌うからちゃんと練習してきたんだろうな、というぐらいの感じはあって(ジャンキーはしてない)、好感が持てます。

そういう不思議な気持ちよさやら面白さで、わたしも大心も気づけば日がな一日そのカラオケ大会を堪能していました。

毎週日曜、ベルリンはMaueu Parkでみられます。
ベルリンにいるなら行かないと。お得です!
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# by arttrace | 2010-09-09 08:45 | ART TRACE | Comments(0)

ベルリン!

2010年9月7日

先日ベルリンに引越したIwanとVerenaのところへ遊びに行きました。

滞在中、友達のMurkus(この人は在ベルリンですが、ブラジルはアマゾンの熱帯雨林に土地を買い自らの手で家を建てるというプロジェクトをやっている。火を使わない料理=ローフード、のレシピも考案している。)がパレードとピクニックをオーガナイズするというので私も大心も出ることにしました。
出るからには何か、こう、目立つものを作らないと、ということでIwanとVerenaのスタジオでパレードのためになにか作ることにしました。

Iwanはアニマルトーテムを作ると言い、Verenaはタトゥーショップをひらくと言い、私と大心は猫の手を作って練り歩く、ということになりました。

でもパレード当日、Iwanを除く3人とも風邪でダウンしてしまい、パレードには出られずじまい。
あー・・せっかく作ったのに。


パレードとピクニックの様子↓

http://www.liveparadisenow.org/foto.html






写真は作ったもの。トーテムとか、猫の手とか、変犬(へんいぬ)とか。使わなかったけどー。

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# by arttrace | 2010-09-08 02:11 | ART TRACE | Comments(0)

グーグー5

2010年8月15日


今日は日本にいる友達から郵便が届きました。
「グーグーだって猫である」の5巻です!

彼女(日本にいる友達)は猫友だち。
なにかにつけ、近所の猫の写真を送ってくれたり、街で見つけた猫グッズを送ってれたり、とくに大島弓子先生の「グーグーだって猫である」の新刊が出ると必ず送ってくれます。
猫好きとはそうしたもの、秘密の心のよりどころなのです。

わたしも自分ちの猫のかわいい写真とかよその猫のかわいい写真とか送ったりします。
そしてさっそく送ってくれたグーグー5をよみました。


よんだことあります?これ。
読み進むにつれどんどん世話をする猫の数が増えて(現在は家にいる14匹に加え、外猫のケアもなさっている!)、どんどん大島先生の人生が猫たちの人生にコミットしていきます。

今回は「ラテちゃん」という仔猫の死と、「ソックス」という仔猫の事故死、それから仔猫をもらってくれた初期の担当の方の訃報にもふれてあります。
その5巻まで読んでようやく気が付きました。
このマンガは始まった当初から「死」が身近にあったんだ、ということに。

ふえ続ける猫=「死」と戦っているから、ということになりはしませんか。



ふえ続ける猫と、「死」が身近にある、といって思い出すのは石井桃子先生の「迷子の天使」です。

こちらでは念海夫人が戦時中の空襲で、生き埋めになった近隣のおばあさんの、"土からにょっきりきのこのように生えた"足を目撃するという、暴力による死のイメージが、はじめのほうで描かれます。

その後、念海家はほとんど猫捨て場となり猫はふえ続けます。それらの面倒を見るのはもちろん、主人公はさらに、隣の家(汚職をやっている政治家)のさみしい子供たち、その家のかまってもらえない高額なコリー犬、さらにはその友達(不遇な子供)と自分ちの子供、それら「迷子たち」にもかかわっていきます。




グーグーに話を戻すと、


この前、マーストリヒトの庭で1日をすごす老猫Poesjeの絵を描いたり、
大心のハラマキなど縫っていたときに亡くなった祖母のことを思い出していたことを考えました。

それらは大島先生ご自身の近くにあった死とはまた違い、べつに共通点などありませんが、
私に見ることができたのは同じくそこにあった、描かれた猫、です。描き続けられる猫、といったものです。

そういうものがあるということが好きなのです。


ついでにいうと、先日私は9月に1週間ほど留守にするために、私の飼い猫の世話をしてくれる友達を捜していました。
方々に電話をかけると「いいよー」と快諾してくれた友達が3人もいました。

アーティストは、ヒマそうに見えてもたいてい常に何かプロジェクトを抱えているもので、じつはけっこう忙しく働いている人たちで、
こういう、社会生活に於いてはとるに足らない小さい生き物のためにそんな手間をとってくれる人というのは本当にありがたいです。


では。


キャットシッター探し。
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と、スヌーピー。

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# by arttrace | 2010-08-17 03:06 | ART TRACE | Comments(0)

できるかな

2010年8月7日

2日ほど前、るみ子さんちに行ってきました。

るみ子さんとは、アムステルダムに住む日本人アーティストで昨年までライクスにいらした萩原るみ子さんです。長身で気さくで素敵なお姉さんです。

るみ子さんちは、Igorが廃校になった小学校を丸ごと借りて、それを何人かのアーティストでシェアして、みずから大掛かりな改装を施してスタジオビルにしたそうで(ゲストスタジオも作って、その家賃収入を維持費に当てるんだとか。すごいわ~~~)、その出来がものすごくよい!というお話を伺っていました。

これWebサイト。
http://projectgoleb.wordpress.com/about-goleb/

改装初めのころ、大心が少しお手伝いをしたこともあって、その後のプログレスぶりをぜひ見せたい!!とおっしゃってくださったのでお邪魔いたしました。



おお~~~~~~~~~~~~~~。


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写真は住居スペースです。
スタジオの中に大きなプラットフォームを作り、その上が住居スペース。台の下はいろいろ収納が出来るように工夫されています。
女の子には大変な作業に違いなかったでしょうが「アタシにも出来る!!」という充実感のほうが大きかったそうです。なるほどぉ~。
大心は部屋に入るなり、コーラを沸騰させて床を汚す粗相をして掃除中。↑


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「アタシにも出来る!」のイメージ。↑

キッチンのレンガ造りの壁をブチ抜いて通路につなげてあったのには驚きました。
レンガぶち抜くってすごいから!
ドリルでこつこつ穴を開けて徐々に広げていったんですってよ・・・「ショーシャンクの空に」みたい!


いろいろ見せてもらったり話しているうちになんだかいろいろ楽しくなって、知らないうちに7時間もしゃべって帰ってきました。
きっとるみ子さんの作ったスペースの充実ぶりが感染したのでしょう。

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# by arttrace | 2010-08-08 02:53 | ART TRACE | Comments(0)

マーストリヒト

2010年8月4日

 マーストリヒトに10日ほど滞在してきました。
 マーストリヒトは、オランダ最南端にある都市で、アムスからは電車で2時間半ぐらい。
 すぐ近くにベルギーの国境とドイツとの国境があり、というかそれらが食い込んで挟まれてる感じの細長い街です。
 山(丘?)あり、川あり、野生の馬もおり、自然多く避暑地といったかんじのきれいなところ。サイクリングにもひじょうに良いです。

 イワンのママのIngeがそこに住んでいて、Ingeが留守にするためその家の猫の世話を頼まれました。
 Ingeがなぜ留守にするかというと、Ingeの友達が留守にするためその家の猫の世話を頼まれたからです。猫の世話リレーです。
 
 ついでに言うと、私んちの猫の世話は、きほん大心がアムスに残ってやってくれましたが、大心もマーストリヒトにくる3日間は、Go Eunや肥沼君がうちに来て世話をしてくれました。
なんつーか・・ほんとうにどうもありがとう。

 私が世話をした猫、Poesje(プーシェ)は17〜18歳にもなるお年寄りです。毛は白黒でアロエ(うちの猫)にそっくし。
 日がな一日庭でじっとしていてしあわせそうでした。
 背中の毛がちょっと禿げてたけど問題なしお。
 たまに足をプルプルさせてヨタヨタあるいていて、それがまたすんごく愛らしかった!
 
 可愛〜いPoesje(と大心)とのたのし〜い10日間でした! ニャォーーーーン!


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# by arttrace | 2010-08-05 06:47 | ART TRACE | Comments(0)

タコのパウル

2010年7月8日

イイネ!イイネ!
タコのパウル君。
こういう馬鹿っぽいネタはサッカーによく似合う。大の大人がタコで結果を占う....これ結構冴えたアイデアだよねえ。PKやめてこれにしたら面白いのに。

今日は3位決定戦と決勝戦の予想のためまたパウル君が水槽に投入されるそうです。
果たしてどっちを選ぶのか。どっちが選ばれてもほほえましい話です。

パウル君の予想風景はこちら
http://www.youtube.com/watch?v=kmjsUuxgzyA&feature=player_embedded

一方で、昨日ルームメイトから、オランダのとある電力会社のキャンペーンで、「いま契約書にサインすると、もしオランダが優勝した場合1年分の電気代が無料になる」というのがあるよ!と聞きました。

そういうのは私の好みではありません。
そっちの損得を、サッカーを使って押し付けてくるセンスが嫌です。いってみれば、な〜んで電力会社にサッカーの結果予想の買収されなきゃいけないわけ?
どこの電力会社を選ぼうとよっけーなお世話!とつい思ってしまいます。


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# by arttrace | 2010-07-09 08:51 | ART TRACE | Comments(0)