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ひとりショー

レジデンス1年と14日目

ライクスにはプロジェクトルームという、美術館の展示室ぐらいの広さのある部屋が3つあり、広い空間が必要なプロジェクトなどのために借りることができます。あまり頻繁に借りることはできない特別な部屋で、いってみれば「ハレ」の部屋、皆1年のうちでも「ここは」という時に上手に使いたい部屋なので、今のような時期はどれもがら空きです。
なので、私はいまその部屋を借りて、昨年描いた絵を一挙に並べて眺めています。特にショーというわけではなく、ふだんは自らのスタジオで制作をしつつ、たまに行って一人で眺めているだけなので「(せっかく使ってるのに)もったいない」と言われますが、いいんです。昨年描いた絵をやっと今見ている感じ。
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by arttrace | 2006-01-28 02:16 | ART TRACE

ちょっと休憩

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by arttrace | 2006-01-26 03:01 | ART TRACE

OA14

レジデンス1年と11日目

毎日寒い日が続いています。寒波はモスクワだけでなく東ヨーロッパにも来ており、昨日はポーランドでこの寒波が原因の死者が150人でた、というニュースを見ました。一方、南極では日本の観測隊が100万年前の氷の採取に成功したとのことですが、正直、すき好んで氷を見る人の気が知れない、と思ってしまいました。ホームレスの人たちや野良猫なんかはこの寒さ、どう凌いでるんでしょうか。どうにか冬を越せるといいね。
きょうの0Aは、まぶだちのダッチガール、昨年ルームメイトだったWenda Kieskampちゃん、ペインターです。彼女の名字のKieskampは、「山の中腹で木を切る人」という意味なんだそうです。自然を愛する優しく真面目な子で、でも昔突然ペインティングをすると決めて腕に決意の入れ墨を入れるとか、嵐の中を散歩するのが好きとかいう激しい面も持った、いい子です。

14,Wenda Kieskamp



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写真まっすぐじゃなくてごめんなさい。
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by arttrace | 2006-01-25 02:37 | ART TRACE

OA13

レジデンス1年と6日目

今日は昨日紹介したNardaのプレゼンテーションです。彼女は緑色の部屋とピンク色の部屋の2部屋をつかってプレゼンテーションしました。壁には双方の部屋をつなぐ穴があけられています。

13, Narda Alvarado
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上、展示風景
中、部分、Nardaのドローイングがプリントされたプラスティック板。緑色の部屋にはドローイング(バッドアイデアバージョン)、ピンク色の部屋にはドローイング(グッドアイデアバージョン)を展示しています。
下、ビデオワーク、Tシャツを脱いでいくとプリントされたアイスクリームが溶けていく。1minループ
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by arttrace | 2006-01-19 23:37 | ART TRACE

OA12

レジデンス1年と5日目

毎日せっせと昨年のOA紹介に励んでいます。一方、明日から今年のプレゼンが始まります。毎年、年初めには自己紹介代わりに自分の制作のプレゼンをすることになっています。
お互いの仕事内容を知り、スタッフやレジデント同士のコミュニケーションをとりやすくするためらしいです。私の出番は来週。昨年はスライドを足早に見せ、タイトルと、「これは大きいです」「これは小さいです」とコメントするに留まりましたが今年はどうしようかなあ。

きょうのOA紹介はプロジェクトルームで行われたNardaとArmenのコラボレーション。
Armenの油彩作品と、Nardaのドローイングの組み合わせです。

12, Projectroom East(Armen Eloyan with Narda Alvarado)

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上、中、 Armenの油彩展示風景
下、 その風景をもとにNardaが壁に直接描いたドローイング
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by arttrace | 2006-01-19 04:43 | ART TRACE

OA11

レジデンス1年と4日目

きょうは新しいレジデント達を交えてドリンクがありました。昨年インタビュー時に記憶に残っていた数人と再会、「おお!あなたのこと覚えてるわ!」となったりして楽しかったです。
きょうのOA紹介はアルゼンチンからのアーティスト、Amaria Picaちゃん。彼女とはたまにしか遊びませんでしたが強く印象に残っているアーティストの1人です。この人はアイデアがシャープで、うう〜ん、オヌシできる!ってかんじ。

11,Amaria Pica
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↑たくさんの、船を見送る場面(白いハンカチを持って手を振るゼスチャー)を集めてカット&ミックスしたスーパー8。ちょっと面白いゼスチャーが、スーパー8のノスタルジックな画面を通じてだんだん抽象的にみえてくる。

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↑小さい穴の組み合わせでアルファベットを伝達した初期のテレグラム(電報)と、短いテキスト。「これは’ノスタルジー’と書かれた、アイスランドで初めて試験的に打たれた電報です・・・(以下略)」とかかれています。写真のようなイメージを使わず、記号らしき視覚的差異とテキストだけでイメージをつくる、最小限の「フィクションの素」を見せているというか。テキストの内容も、意外な実話とも面白い作り話ともとれます。

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↑屋外では自転車王国オランダにちなんだプロジェクト。ライクスの駐輪場にあるたくさんの自転車にバイクランプを点滅させてクリスマスのようなイルミネーションをつくっている。
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by arttrace | 2006-01-18 03:35 | ART TRACE

OA10

レジデンス1年と3日目

きょうのOA紹介、彼女も以前日記で紹介したことのある韓国からのアーティスト、Jewyo Rhiiちゃんです。彼女は、彼女のプロジェクトに基づいて制作されたビデオワークやオブジェに加え、プロジェクトのアイデアを走り書きしたドローイングや短いテキストをつかいプレゼンテーションしています。

10, Jewyo Rhii
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「Lie on the Han River」ビデオプロジェクション、10min

彼女のビデオやオブジェを見ていると、なにかの構造(構築)を避けるためにプロジェクトがあり、そこで発生するストーリーに沿って何か被膜になるものをかぶせて可視化させているかんじ、切ない感じがします。だから彼女はエンターテイナーでもあります。

彼女も昔はペインティングをしていたそうです。「今ペインティングを作るのは難しいよ、トモコ」といっていました。
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by arttrace | 2006-01-16 21:53 | ART TRACE

OA09

レジデンス1年と2日目

OA紹介第9弾、きょうは以前にも日記で紹介したことのある、Andre Pielegeくんです。彼は北九州CCAでレジデント経験があり大の日本ファン、優しい1児のパパです。
この冬日本に帰るとき、「温泉の素買ってきて、白いやつ」って頼まれてたのに買うの忘れちゃったよ、ごめんねAndre。

09,Andre Pielege
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この部屋いっぱいの大きな構造物を構成する、1つ1つのパーツは、オランダでは普通に見かける玄関マットのパターンです。ゴム製。
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by arttrace | 2006-01-16 02:28 | ART TRACE

OA08

レジデンス1年と1日目

日本での正月休み(勝手にとりました)を終え、アムスに戻ってきました。日本も寒かったけどこっちも寒いね。周りでは新しいレジデントたちが今年の準備やもう制作を始めている者もいて新鮮な雰囲気です。活きがいいです。私は新しいスタジオで、昨年やり残した仕事を片付けたりしてまだうすぼんやりしています。でもいろんな人に「顔色よくなったねえ〜」と言われます。正月ボケ?
休み中にやる予定だったOA紹介は、まだ7人しか終えてないまま今年度が始まろうとしています。 まずいペースだね。

きょうはNaro Snackeyちゃん。スナッキーちゃん、外国のお菓子みたいな名前だね。
彼女もともとペインティングをしていましたが、彼女が感じている「像の結べなさ」「焦点の合わなさ」をどうにか視覚的に獲得してやろうと2年間果敢に取り組み、とうとうこんな作品を作りました。すごいわ。

08, Naro Snackey
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上2点はけっこうでかいです。鳥のやつが高さ3mくらい、子供の顔のやつが高さ2m30くらい。
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by arttrace | 2006-01-15 05:34 | ART TRACE

OA07

レジデンス11ヶ月と21日目

今は奈良に遊びに来ています。奈良は山に囲まれているのでどこからでも山が見えます。万葉集などで詠まれている歌は、たいてい山か恋愛のことが詠まれています。山と恋愛、この2大テーマは歌に詠まれるもの、つまりは人生の風景になリ得るものってことかしら、などと考えます。
恋愛はもちろん、地面から山を眺めることは、「人間」が「ものを見る」ことの大事なモデルの1つだったのかもしれません。
オランダには山がありません。オランダの風景画に山は登場しませんが、その代わりに雲がたくさんかかれます。いろいろ無理やり結論づけるのはやめますが、以前紹介したYasmijnのタバコの煙と砂糖の山を風景のモデルにした作品と、中国からのアーティスト、Shuoのつくった映像インスタレーション作品のことを思い出します。今日はそのShuoの作品を紹介します。

07, Shuo Liang

タイトル「妻への恋文」と「愛人への恋文」(ビデオ作品)を併置してプロジェクションしている。それぞれへの手紙を、重たい機械の先に筆をつけて書くというハンディをつけ、壁に向かって書いています。機械が重たいので書いているときのあえぎ声がすごいです。
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その床面には、山を鳥瞰で見たようなかたちがインスタレーションされています。Shuoは、主に彫刻作品をつくっていた作家ですが、最近は 「(立体を作ると)ランドスケープを作りたくないのに、いつもそうなってしまう」と言っていたのが興味深かったです。
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別室では映像の元になった実物を展示していました。
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by arttrace | 2006-01-05 01:20 | ART TRACE