まめ知識

2009年6月13日

あーやっと日が沈みました。
今の時期は日が長く、夜は11時を過ぎないと暗くなりません。普通に(8時か9時には)夜が来てほしいものです。
というのも今の家の窓は西向きで西日がきつく、何時間でも西日を直射で浴びつづける事になるのでいい加減なところでやめてほしいのです。

写真は先週やったキャンヴァスの下準備です。
麻布に膠(にかわ)をぬったは良いけどしわができてしまい、一所懸命のばしているところです。
細かく言えば、自分でしわを伸ばそうと試みたけど、ご存知の方もいるでしょうが、塗ったあと乾燥した膠はカッチカチで、渾身の力で張ってみたけど全く力及ばずで代わりに大心に試してもらっているところです。

大心が引っ張ってもしわは伸びずそこにあったのですが、ネットで「膠、しわ、のばし方」と入れて検索してみたら、1つ見つかりました。あとはみな美容整形に関するページでした。

『1層目の膠でしわができてしまった時は、2層目を塗ればほとんどの場合大丈夫なので慌てない方が良い』


ですって。
何と簡単な!!私知りませんでした!!
慌てない方がよいどころか慌てふためいてキャンバスを2人がかりで引っ張っていたのでした。

2層目(膠の残りが少なくほとんどお湯でした)をぬってみたらアラ不思議、次の日には美しいキャンバス下地ができていました。キャー!

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# by arttrace | 2009-06-13 08:47 | ART TRACE

レインコート

2009年6月11日

日本は梅雨入りしたそうですね。オランダでも雨はもちろん鬱陶しいです。
でもここオランダでそんな事を言えば、「雨にぬれるのが怖いのか?」と言われてしまいます。
怖かないけど'鬱陶しい'ことだってこの世には山ほどあると思います。

オランダも昨日は朝から雨だったもんで、私はレインコートを着てスタジオに行きました。
2年ぐらい前、雨の日に自転車でスタジオに行くのが嫌で、ベルリンに行った時見かけて思わず買ったものです。友達には「ファンキーコート」と呼ばれるまさにファンキーな一品です。

このコートを買っていたせいでアムスに帰る電車に乗り遅れました。その日のアムス行きの最終便です。

私たちがホームに駆け込んだと同時に電車がゆっくり動き出し、大心は『WAIT!!WAIT!! WAIT-−ーーーー!!!!!』って叫びながらホームを走って電車を追っかけました。

私は不謹慎にもそれが可笑しくて笑いながら大心を追っかけてました。

そして電車は行ってしまいました。
大心は落胆のあまり今まで見た事のないような顔をしています。

でもそんな珍騒動を見ていた優しそうなビジネスマン風の人が、
「君たちアムス行きの電車逃しちゃったの?僕も逃した事あるよ、でも大丈夫、次のハノーファー行きの電車の方が今の電車より速いんだ。次のに乗れば今の電車を追い越して、ハノーファーで待っていれば乗れるよ」
って教えてくれました。Thanks god!!!

大心の必死のパフォーマンスが呼び寄せた貴重な情報でした。あんたはえらい!!
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# by arttrace | 2009-06-12 16:14 | ART TRACE

居留守中

2009年5月28日

私たちはいま居留守中。郵便小包も速達も家への電話も留守を決め込んでいます。

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# by arttrace | 2009-05-29 04:42

ナマモノ

2009年5月24日

前回の更新から2ヶ月も経ってしまいました。

私は4月も5月も忙しかったのです。

詳しくはかきません。愚痴だから。
海外で暮らしながら制作するというのはどうーーやっても大変なものなんです。

でも今日大心は、疲れて外に出る気もせず、楽しみにしていたモナコGP中継も見終えずにがっつり昼寝してしまっていた私のところに、外でコーヒーを買ってデリバリーしてくれました。

事情があって私たちは先週アムステルダムの家からユトレヒトに引っ越しました。
そのときの騒動でエスプレッソメーカーが壊れ、引っ越してからここ数日、私は家でコーヒーが飲めなかったのです。
私はコーヒーが大好きなのです。朝はそれがないと目が覚めないし、朝だけでなく一日中飲んでいます。薄いのも濃いのも好きです。
かといって今日のようにどっと疲れのでた日は、どんなに飲みたくても外にコーヒーを飲みに出る元気もありません。

そこへ大心が紙袋をガサガサいわせて温かいコーヒーを持ってきてくれたとしましょう。

私の感動がいかほどのものだったか。

すぐに思い出したのは最近読んだ「絵に描けないスペイン」/堀越千秋、幻戯書房の「プレゼント」の章です。
ここで言われる「ナマモノ」を大心は持参してくれたわけです。

ちなみに昨年来てくれた友人で、うちへ「ニンテンドーDSlite(ソフトつき!)」や「ガンプラ」を持参してくれた友人達がいましたが、その時にも私たちは彼らの優しさや、大いなる見識を感じたものです。
ものや遊びの少ないアムスではまさにそれは「ナマモノ」でした。

私は今日ナマモノをもらってとても嬉しかった、という話。

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Coffee Machine
300 x 250 cm
acrylic on canvas
2009

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# by arttrace | 2009-05-25 09:37

V2ですね

2009年3月25日

昨日4度目の引越しを終え、今朝メールを開いたら友達からメールが来ていました。
『ともこちゃん! 優勝だよ!みてた? イチローすごかった。』と。

もちろんみていましたとも。
Youtube(画像をまめに上げてくれる人ありがとう、できれば1イニング毎で上げてください)とネットの試合速報で。
うちにはテレビが無いからね、毎日パソコンにかじりつきだったよ。
友達の結婚パーティーにも遅れて出席したぐらいよ。

引越し先にはテレビがあったのでかろうじてCNNのスポーツニュースで優勝シーンが見られました。

ここ、オランダでは自国が参加していたにもかかわらずWBCの報道は一切ありません。
国民的娯楽は野球ではなく、サッカーです。
当然、熱い熱い極東対決のことなど誰も知りません。

でも優勝は優勝よ。


バンザーーーーーーーーーーーーーーーイ!!!!


前回のWBCの期間は、私はライクスプレゼンツのローマ研修中でした。
研修5人のメンバーの中にキューバ人のアーティストがおり、もちろんWBCの話題がでました。
私は弁の立つ彼にやり込められっぱなしで悔しい思いをしていましたが、研修の終わり頃に決勝のV報をきき、心でガッツポーズをしたものです。あーコドモだったわ、ごめんね○○(←キューバ人アーティスト)!自分が試合をしたわけでもないのに!
ちなみに後の3人はオランダ人、中立でした。



ところで、「侍ジャパン」って名前はかなりかっこ悪いと思うんだけど、どうなの?監督の名前じゃだめなの?
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# by arttrace | 2009-03-25 04:19

Making Sense

2009年2月14日

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これ私の愛車です。
なんでこんなものを見せているかと言うと、理由は前に付いているバスケットです。

3年前、タイ人アーティストのSudsiriという友達が、タイに帰ることになったのでくれた自転車用のバスケットですが、ずっと付けずにそのままでした。

その頃私の自転車は、ハンドルに引っ掛けるこのタイプのバスケットは付けられない形だったので,ずっと家でタオル入れとして使っていましたが、彼女がここによく犬を乗せて走っていた姿を私は好きだったので,もらったものの一番良い使い方をしていない気がしていて何となく気がかりでした。本当に何となくなんだけど。


が最近ふとした拍子に、昨年私の自転車も代替えし、ちょうどこれが付けられるじゃん?ということに気がつき、つけてみたらぴったりでした。

そういうのって嬉しくないですか?長いこと放ってあった未解決のものが本来あるべき場所にピッタリおさまる時ってわたし的には一番嬉しい。

そのあとちょうどSudsiriから1年ぶりぐらいに連絡があったのでバスケットのことを言うと、「いいじゃん!写真撮って送って、私も見たい!」といいます。「でしょ〜?見たいでしょ?」っていそいそ撮った写真が今日の2枚です。猫も入れてみようと思ったけどそれは無理でした。

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嬉しくて鼻膨らんでます。

かわち
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# by arttrace | 2009-02-14 08:52 | ART TRACE

ほらね

2009年2月3日

ほらね、ちゃんと居たでしょ大心ファンが。
今朝イワンから届いたよ。いい絵だねー。
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# by arttrace | 2009-02-03 20:42 | ART TRACE

最近の大心

2009年2月1日

マニアックな大心ファンに捧げる大心の近況。

トラムで作品を搬入しています。行き先はWitzenhausen galleryです。
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新居の内ドアに猫用窓を付けています。猫は全然使っていないけど。
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# by arttrace | 2009-02-02 00:12 | ART TRACE

Wedding party

2009年1月24日

 引っ越しを翌々日に控えそこそこ忙しい1月24日、ロンドンでの友達Yの結婚パーティーに行ってきました。
大心はいいかげん「トモコちゃんはいろんな用事を直前になってから増やしすぎるよ!」とキレ気味でした。だってせっかくの結婚パーティーじゃないですか・・

 午前中にロンドンに住む親友Y(前回あったロンドンでの結婚パーティーでは花嫁だった)の家に着くと、彼女は自己新記録のパーティー料理80人分に挑戦中でした。
 その隣では別の友人Yがホールケーキ8個分の、ドクロをかたどったウェディングケーキを創作中でした。
 親友YのダンナさんD氏もそれを手伝い寒空の中、庭で黙々と焼き鳥を150本焼いていました。
 その他にも手伝いの女子達がロール寿司100本、いなり寿司50個という気のふれた数の寿司を巻き続けていました。
 私と大心はさっそく鳥の唐揚げ3.5kgを揚げる作業にとりかかりました。
 
 親友Y(前回の花嫁)はこれからギャラリー(パーティー会場となる)の壁に血文字でcongraturationsと書くんだそうです。何故ドクロ?とか、血文字?とかは聞かないよ、もう長い付き合いだからね。
 そういえばそのYちゃん、昔から美人だったけど最近はさらに迫力を増してなんだかニューハーフのお姉さんみたいになっていました。すごいよYちゃん!

 パーティーはそんな彼女達の努力の結晶ということもあり、現在5本の指に入るほどのいいパーティーでした。良かったよY(今回の花嫁)ちゃん!
 
 すごかったのはパーティーにいらしていた花婿のおじいちゃん98歳、肌つやもよく足腰もしっかりしたとても壮健な方で、ジョークも混ぜたスピーチなんかもこなして会場を沸かせていました。
 長生きの秘訣は魚を食べることなんだそうです。長生きしたい人は試してみてください。

 
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# by arttrace | 2009-01-25 23:12 | ART TRACE

大寒波

2009年1月17日

大変です。昨年暮れから先週にかけて、ヨーロッパに大寒波が来ました。
アムスのカナル(運河)が凍ったのは8〜9年ぶりだそう。私も運河が凍ったのを見るのは初めてです。
そして12年ぶりにネイチャースケーティング大会が行われたとききました。
確かに冷えた。でも冷えるのはいつものことだと思ってた。でもあの2週間は特別冷えたんだね。

私のスタジオの隣はRmbrandt Park、そこでは凍った池で無料でスケートを楽しむ人がたくさんいました。
私と大心も「すべりに行こうぜ!」とスケート靴を買いに行ったら、アムス中のスケート靴はSold Out。家探しばかりしていて遅れをとってしまいました。みんな楽しみにしていたんだね。

残念だったので氷の張った池の上をブラブラしました。気持ちよかったけどすべりたかったなー。

今週は冷えも和らぎ、氷も薄くなってきてもう自然のスケート場でスケートしているのは水鳥ぐらいです。

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# by arttrace | 2009-01-18 01:22

引っ越し

2009年1月1日

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「これから引っ越しです。ライクスから借りた場所を出るところです。2年間、(トモコは4年間)家をどうもありがとうございました。僕らはこれからとりあえず友人の家に1ヶ月ほど移ります。
 アムスで家を見つけるのは本当に難しく、時間をかけないと見つかりません。ウェイティングリストというものがあり、これに名前を載せてから通常2、3年はかかると言われています。恐ろしいことです。

 僕が乗っているのは'bakfiets'という、オランダでは(まだ)普通に使われている、大きな荷台のついた自転車です。レンタルバイクショップで借りてきました。引っ越しが済んだら正月返上で家探しです。 それでは。 大心より」
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# by arttrace | 2009-01-01 23:59

持ち運べる作品は

2008年12月某日

持ち運べる作品を渡してきました。

結局、あれこれやって作った紙コップの作品を渡すのはやめて、もっと適した作品が、すでにあったことに気づき、(というかそのことをなんで今まで忘れていたのか分かりません)急遽そっちにしました。

ちょうど、その某フェローシップをもらった年に作ったもので、私が作ったインスタレーションをpeggyに写真に撮ってもらい、その中から1枚私が選んでプリントしたものです。
ペインティングを作るためにあれこれやっていたものの中の1つです。

結果は上々、フェローシップの人たちはビューティフル!!といってとっても喜んでいました。めでたしめでたし。

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# by arttrace | 2008-12-28 23:55 | ART TRACE

持ち運びのできる作品

2008年12月6日

大心の2年間のレジデンス生活も終わろうとしています。もちろん私たちは「来てよかった!」と口々に言い合っています。

私にとってライクスの2年間は、せっかく2年もあるんだからいろんなことを試そう、分からないこともどんどんやってみようとするあまり、最後はタイムアップで収拾のつかないものになりました。2年って早い、まだできてないのに、とその時思いました。

でも入れ替わりに大心が入り、私はもう2年間をさらにオランダで過ごし、その収拾のつかなさの中をじっくり1つ1つ消化する時間をに持つことができました。そうやって今の作品があると思います。ありがたいことです。

2年間の間にやり残したことをやらなくてはいけない、その1つに「持ち運べる作品を作る」というものがありました。
2年前私は、さるオランダ人ペインターの名前を冠したフェローシップの、第1回フェローに突然選ばれ、それでライクスに一宿一飯の恩を返しましたが、後になって「フェローシップの証に何か小さい作品、持ち運べる作品を1つもらうことに決めた」「それもペインティングで」といわれました。

フェローシップとはそういうもの、もらったら何か返すものです。でもよりによって(というか通常そうだけど)小さい、ペインティングかよ・・と頭を痛めました。
私は、大きい絵なら描きます。小さい立体作品ならたまに作ります、でもその人達はそれは喜びません。ペインター=ペイント・オン・キャンバスを作る人、の小さい作品が欲しいというわけです。

でもついこの前ようやく作りました。ペイント・オン・キャンバスではないけど、ペイント・オン・ペーパー+ドローイング・イン・ペーパーで紙コップを作りました。
来週月曜に持っていきます。

あのフェローシップも今年で3人目。いいアーティストばかりで月曜に会うのが楽しみです。他の人はどんなのを持ってくるのかなー。

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'the first conversation' paint on paper,drawing in paper, glue, glass, object=8x7x10cm glass=size flexible,2008
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# by arttrace | 2008-12-06 06:46

2枚のドローイング

2008年11月26日

 本日大心の2度目のオープンスタジオが始まりました。
 2年経つって本当に早いです。大心はついこの間入ったばかりな気がするのに・・

 ことし時々大心のスタジオに顔を出したとき、壁にたくさんの、紙の仕事が貼ってありました。彼は今年、思いついたアイデアをどんどん紙の上に出していく仕事をずっとくり返し、その甲斐あってラストにフレッシュな絵をたくさん描きました。すごくきれいです。

 その紙の仕事は今回のオープンスタジオでは見せていないけど、オープンスタジオのブックレットをひらいたとき、(ブックレットは、各アーティストのスタジオヴューで構成されていたので)その紙の仕事の中の1つ、スタジオの端っこに貼ってあった2枚1組(たぶん)のやつ、を見たときのことを思い出しました。

 目に留まってまず、
 「どっちの絵を先に描いたのかな」とおもい、
 「たぶん左の方(茶色い方)だろう、じゃあ何故その次に右のやつ(緑の方)を描いたのかな」
 「んー、茶色い方は、地面があって中央に竜巻があって、状況がちゃんとしているし、大心から対象までのはっきりした距離感がつかめる。でも緑の方は、ちょっとブロウアップされているから一瞬どこにいるか分からなくなる、そのかわり彼がその居場所から対象に1歩踏み出した一瞬、視界がグラッときたときの興奮のようなものがある。」

 「で、緑の方に描いてある舞っている葉と空いたスペースは時間を感じさせるし、それを見る時、描いてあるものから少し離れて『木の葉はこの後どこへ行くんだろう』というちょっと離れた気持ちにもなるし、一方で『このオレンジの線をくるくるっと描いてしまう感じ、予想外のものがでてきた瞬間を、そのままパッケージングした感じが、きれい。』ともおもっていました。

 ついでに、「1枚選ぶとしたらどっちが良いかな」ということを考え始めてやっぱりやめました。2枚の絵はお互いたわいないおしゃべりを楽しんでいる、というふうに見えたので。

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# by arttrace | 2008-12-06 06:39

夢を見るのも仕事

2008年11月4日

先日うなされて、自分の「ヤメテーーーーーーー!」という声で目が覚めました。
目が覚めるといつものように、アロエ(猫)が胸の上に乗っかっていて、隣では大心が寝ていました。
朝になって大心に夢のことをはなしました。こんなかんじです。

 私は電車に乗っていて(←いろいろあったけど詳細は忘れました)、ついた先が立派な構えの日本のお家でした。屋根瓦のついた門をはいると、ひろい庭でご主人が猫の横腹を蹴っ飛ばしています。
 ご主人は、松本幸四郎の顔に目だけ宇梶剛士にすげ替えたような、イッてる顔、怖い顔です。後ろでは家族が心配そうに、でも口出しはできないという体でそれを見守っています。

 猫は蹴っ飛ばされると、井戸のところに走っていってそこに据え付けてある、紙でできた笛(吹くと袋状の棒が伸びたり縮んだりする子供用のおもちゃ)を「ブビーーーーーーーーー!」と鳴らします。
それを聞くとご主人はまた怒って猫を蹴っ飛ばします。猫は何度蹴られても笛のところに走って戻ってきては「ブビーーーーーー!」とやります。要するにその猫は笛を鳴らしてご主人と戦っているわけです。
私はそんな場面に出くわして、「ヤメローーーーー!!」と叫んでいました。
悲しい夢でした。

 でも朝起きて大心に話していて気がついたのは、悲しい夢だったのに、気分も悪くなくわりにスッキリしたかんじがしていたことでした。それで、
「たぶんあの夢は、私の中で整理されていなかった悲しいことを、寝ている間に頭が整理してくれた時に見せたイメージだと思う」といいました。
 すると大心は「夢って大事だねー」といいました。 ほんとそのとおりです。

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an another story of the glove, 2008
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# by arttrace | 2008-11-05 03:55 | ART TRACE

世界のハルキムラカミと表現者達

2008年10月30日

 気がつくと10月も終わりです。

 ところで私にはずっと戸惑っていることがあります。
 オランダに来てから要所々々で耳にする「ハルキムラカミ」という固有名詞についてです。
 かんたんにいえば、薦められることが多いのです。
 で私は、今も、ハルキムラカミ作品をそんなに好きじゃないのです。

 ライクスで、とあるアドヴァイザーが私のスタジオを訪れ、話をし、彼は私の作品とプロセスをすごい、素晴らしい!と言いひとしきり喜んだあと(なのに)「君はきっとハルキムラカミが好きだろう?」といいます。
 私は「No、私が好きなのは○○や○○で、でもそれは英訳されていないかもしれないけどこうこうこういう話です」といいます。

 友人のユダヤ人アーティストがスタジオに遊びに来て、「トモコ!この前すごく面白い日本の小説を読んだの!ハルキムラカミの羊が出てくる話、多分新作だとおもうけど、トモコも絶対好きだと思う!次日本に帰った時探して読んでみて! It's just parfect!」(それは結局『羊をめぐる冒険』、1982年、で新作ではなかったけど)といいます。
 私は渋々日本の本屋で探して読んでみました。おもしろかったけど、彼女が「トモコも好きだと思」った理由は分からなかった。

 オランダに来てすぐの頃、友人の日本人アーティストが『ねじ巻き鳥クロニクル』をかしてくれました。4ヶ月ほっておいた後、活字に飢えて手にとってみると、これが面白くて徹夜して読んでしまいました。にもかかわらず読後に「(貸してくれた人とハルキに)騙されて寝ずに読んでしまった!!!」という悔しい思いがありました。あんなに面白かったのに。

 私のダンナもハルキを好まないクチですが、彼は、あるオランダ人の女の子にハルキムラカミの小説の登場人物のイメージにぴったりだと言われ、ハルキ作品の世界をソースにした写真作品を作りたいからモデルになってくれと頼まれていました。
 それを聞いて私は、大心のどこがそうなのか、かなり考えなければいけませんでした。「胡散臭い風貌」というところに落ち着いたけれど。

 もちろんハルキ嫌いの外国人アーティストだっています。日本人アーティストもいます。そういう人たちとは「I don't like it.」と言ったり聞いたりしていればOK、その人の作品をみても私にとっては腑に落ちどころがちゃんとくる。

 でも私は今まで私にハルキを好きで薦めた表現者達が「ハルキの何が好きなのか」というところが知りたい。
 
 そして私も薦められた、またそれ以外のハルキ作品も読んで(だから私の家には、夫婦そろってアンチ・ハルキなのにハルキの本がたくさんあります、ついでに言えばハルキ作品の何が面白いのかを解説した本『村上春樹にご用心』(内田樹/アルテスパブリッシング)も読んでみました。)みて面白かったのに、「これいいよ」といって私の持っているハルキ作品を他人に薦められないのは何が足りないのか、も。

 もちろんハルキ=日本人だから日本人の私に話すというのはあるけど、それがそもそも変に私は思う。だって私は、私に私の知らないあなたの国の作家の話をしてほしい。

 その本を差し出して(出されて)起こったこと/起こらなかったことは何か、そういうことを気にしています。いつもではないけどどこかで未消化のまま引っかかっているのです。

 コミュニケーションへの思いが強すぎるということかもしれません。

 ついでにいうと私も猫好きです。猫への思いも強いと思います。そういうことなのかにゃーー。
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# by arttrace | 2008-10-31 06:06 | ART TRACE

dog-walking

2008年10月25日

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# by arttrace | 2008-10-25 03:03 | ART TRACE

夏の最後の天気のいい日

2008年9月14日

以前書いたような気もしますが、オランダには「今年最後のグッドウェザー」というのがあるそうです。Mauriceから聞いた話です。その日が過ぎると、天気の悪い日が増えて気候もぐっと秋になるんだよ、トモコもいずれ分かるようになるよ、と言っていました。3年前の今頃の話です。

今日は9月の2週目、8月の中頃からもう「8月だけど寒いね?」という日が続きましたがここにきていい天気が2,3日続き、「今日がもしかして今年最後のってやつかしら」と毎日話していますが、どの日がそうだかやっぱりよく分かりましぇん。

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アロエちゃん、鱗雲を見る
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# by arttrace | 2008-09-14 03:00 | ART TRACE

ビキニを着た猫

2008年9月13日

先々週からうちにいる、生後3ヶ月の子猫のアロエは何というか、美猫です。
黒x白のミックスの彼女はよくいる白ソックスをはいた猫、あれです。
それだけでなく、胸のところはブラのような、下腹部のところはパンツのような模様が入っていて、その姿はまるで白のビキニを着ているよう。

彼女が遊びに興じてお腹をごろんと見せると、ビキニはこの夏ぐずぐずしてビーチに行かなかった私を叱咤するかのように、またはなぐさめるかのように現れます。

ドローイングはもう1つ別のビキニの話。

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# by arttrace | 2008-09-13 02:58 | ART TRACE

夏の天気のいい日

2008年9月12日

アムスの夏は短いです。夏らしい日が6月から8月の間に2週間もあれば、あとはもう秋のようになります。天気の悪い日もたくさんあります。
だから夏らしい日には、後でどうにかなるものはとりあえず放っておき日光浴に出ます。私たちもそうします。臨機応変でないと太陽をまともに浴びられず1年が過ぎてしまうのです。

夏の天気のいい日、うちの前にある芝生は日光浴の人々と連れの犬でごった返します。
たいがい水着かパンいち(パンツ一丁)で、こんなんなって寝転んでいます。
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# by arttrace | 2008-09-12 02:55 | ART TRACE

オリンピックと年越しは日本に限る

2008年8月21日

ちょっと今スタジオに来てパソコンを開いたら、日本ソフトボールがアメリカを下して金だそうですね!!おめでとうございます!!
ダンナの不安(どうせバッドイメージ)に負けず私は勝つと信じていましたよ!上野投手、宇津木ママ、よかったね!

ああーーソフトボール見たかったなアーー。ついにこっちでは見られなかった。野球も放映したのはキューバxオランダだけ、ひどいよ!野球関係はヨーロッパじゃ市民権ないねー。せめて決勝ぐらい放映してほしいと願っています。岩瀬ガンバッテ!
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# by arttrace | 2008-08-22 02:57 | ART TRACE

我が家のオリンピック

2008年8月21日

オリンピックやってますね。私もみています。っていうか家から出られません。やってるとどうしても見ちゃうんだよー。

その朝起きるとテレビで「コズケ・キタイマ」(北島康介選手、オランダ人はこう呼ぶ)が100M平泳ぎで金メダルを取るところでした。これを皮切りにうちはオリンピックモードに入り、悪いことに24時間北京五輪を放映するスポーツチャンネルがあるので家から出られずの毎日です。もー種目も予選も多すぎ!

ダンナの楽しみは日本人選手を見ることですが、ヨーロッパ放送ではあまり映らないのでその間は各選手のダメ出しをしたり、得意のバッドイメージで競技を危ながったりして暇つぶしをしています。

わたしは選手の人生模様を妄想したり、ルール不明な競技のルールに思いを馳せたり、うちのテレビは白黒なので「あのコスチュームは何色だろう」想像したりして暇つぶしをしています。
そうそう、五輪はカラーで見ないと楽しさ半減、つまりは無意識にでも色の戦いを見ているのだいうことも考えたりしました。

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# by arttrace | 2008-08-22 01:41 | ART TRACE

I saw a rabbit on my way to Rijksakademie

2008/07/04

私はライクスでウサギをみました。1匹とも2匹いるとも言われているようです。
真相は、Itayというアーティストが写真を撮るためにどこからかつれてきて、そのあとそのまま庭に放し飼いにしているのだ、ということです。
ウサギと暮らしたことはないので分かりませんが、みたところ元気そうです。マイペースでやっているようです。
ウサギの気に入っている場所は、なぜか、Sarphatistraatという大きなストリート(交通量が多く騒がしいのです)に面したライクスの門の前の庭で、夕方になるといつもそこに現れてずっと若葉をモグモグしています。
たまにItayに隠れてそのウサギにご飯を買い与えるのが私のひそかな喜びです。
すっごいかわいいから!!

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# by arttrace | 2008-08-22 01:02 | ART TRACE

マンガ!手袋ちゃん

2008年 6月24日

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# by arttrace | 2008-06-26 00:23 | ART TRACE

2枚の写真

2006年6月18日

写真が2枚あります。
これはスーパーに置いてある無料配布の新聞から切り取ったものです。

写真の記事はオランダ語で書いてあります。
私はオランダ語ができないままにしてあるので、中に載っている写真を1枚1枚眺めて「どんなことが書いてあるのかなー」といろんな可能性を考えます。よっぽど真相が気になったものはwebで調べますがほとんどものは考えるだけです。

気になった写真は切り取ってスタジオに持っていって、また眺めます。2枚選ぶことが多いです。そのイメージを作品につかうこともたまにはあるけど、基本的にはなんでこの2枚をを選んだのかなーと考えるのが楽しいのです。


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# by arttrace | 2008-06-19 00:32 | ART TRACE

wedding partiy

2008年6月7日

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# by arttrace | 2008-06-07 02:49 | ART TRACE

ロンドン/結婚パーティー

2008年6月3日


先日、友人の結婚パーティーのため、夫婦でロンドンに行ってきました。
新婦である友人と私は大学時代のからの親友で、彼女は今もロンドンでペインターとしてがんばっています。
新郎はすごくやさしい研究肌の人。ブリティッシュ&ジャパニーズのカップルです。
パーティーはとても彼女らしい、良いパーティーでした。

祝福のスピーチのあと、寄席文字名人(何故いる?)による、新郎新婦の名前を寄席文字で書くライブパフォーマンスがあり、新郎やそのまわりにいる大和文字好きたちが大喜び!!
場内は当然フラッシュの嵐。

寄席文字の筆は書道用の筆とは違い毛足がかなり短くできているそうな。
書道のように見えてもじつはデザインにちかいんだそうで、2度書き3度書きもガンガンやっていました。

続いて、ピンクにあやしく光るタコ型の物体が登場したと思ったらそれはウェデングケーキ。
場内騒然、そしてフラッシュの嵐。

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見た目を裏切って味はものっすごーーー美味しかった。彼女のゴールドスミス同窓生作、だそうです。

新郎の友人の子供からおてがみをもらう新婦。キャー!!(「ぼくんちの庭のニワトリの卵を一緒にとろう」と幼児の英語でいわれている。かわいいから!)

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日本からはるばる彼女のお母様と叔母様もいらっしゃり、久しぶりに会う彼女のお母さんもとってもうれしそう。「とにかく落ち着いてくれてよかった」と。
2人が慣れない英語でばんばん話しかける姿には、彼女の血筋を感じました。

終わって彼女たちの家へ帰り、新郎と私の旦那が寝静まったあと、車に積み切れるのか?と思うぐらい大量にもらっていたプレゼントを彼女が一個一個開け、(私は他人がプレゼントをあけるところを見るのが大好きなのでご相伴)キャーかわいい!キャー嬉しい!キャーありがとう!キャー現金!と騒ぎながらリビングにプレゼントの祭壇を作り、夜が更けていきました。



つづく


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# by arttrace | 2008-06-04 19:50 | ART TRACE

GalとTon

2007年11月25日

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アムスはもう冬です。毎日自転車をこいでスタジオに行くのが寒すぎます。
大心(ダンナ)はオープンスタジオを3日後に控え忙しそう。
私はスタジオの大規模なリノベーションが終わり、長かった去年からのスランプも去り、ようやく制作モードでうれしい毎日。


今日のドローイングは、アムスでの私の数少ない友人であるイスラエル人アーティストGALと、そのボーイフレンドのオランダ人TONと、大心と私でピザを食べにいったとき、GALとTONが口論をはじめたところ。
なぜかというとふいに始まった2人の口論はとても印象的だったから。

大雑把に言うと、TONがペインターというものの社会的な役割のなさを突然いいはじめ、それをGALは、一人の人間の生において、クリエイトするという行為の役割は決して無視されるべきではないといったのでした。

あまりにも大雑把に見えでも、結局言いたいのはそこだろ?っていうかんじの口論でした。

もちろん私は後者で、そうでなければ私は自分が絵がかけなかったときの苦しさからは抜けられなかったろうと思ったから。Tonのロジックは、つまり、ものづくりそのものには関係ないとはっきりと思えたんでした。

これを読んだ人は何のことやらさっぱりわからないかもしれないけれど、まあ記念の意味でアップしようとおもいました。

それではまたー。
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# by arttrace | 2007-11-26 04:41 | ART TRACE

smartについて

2007年8月19日

アムスはいまキューカンバータイムと呼ばれる時期です。
ニュースに「キュウリの実が下がった」という記事が出るほど事件のない、ひまな時期という意味らしいです。ニッパチだからね。

スタジオでお昼を食べていたらsmartのディレクターのThomasが、「トモコ、これ読める?」って日本の雑誌を持ってきました。
「PEN」というカルチャー雑誌の8月号のアムステルダムの記事の中に、smartで今やっているcorded cinemaの記事が載っていました。
記事自体はただの紹介だったのでそのとおり訳して、Thomasも「ふーん」というかんじでしたが、でもsmartが日本で紹介されるなんて珍しいなあと思いました。

smartは、アムスではけっこうな力のあるプロジェクトスペースですが、日本からアムスのプロジェクトスペースを見学に来る人でsmartに見学に来る人というのは私はまだ会ったことがありません。ライクスにはたくさん見学がきましたけど。

ライクス後、ここで活動する人やした人はけっこうたくさんいます。
スタジオの使用期間は6ヶ月~まちまちなのでスタジオの空きがでるのに時間がいることもあるけど、興味のある人は覗いてみてください。

smart project space
http://www.smartprojectspace.net/

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# by arttrace | 2007-08-19 06:00 | ART TRACE

どうでもいい話

2007年7月4日

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今日スタジオでドローイングをしていると、廊下から「バササ、ドン、バサササ、ドン」という物音がします。
これは外に無数にいるハトが、誤って廊下に入ってしまい出られなくなっているなとおもい、廊下に出てみると、やっぱりハトがガラスに向かって飽くなき挑戦をしている最中でした。
外に出してやろうと、出入口の窓が小さいので捕獲を試みるも、ハトは廊下を何往復もして逃げ回り、その合間にガラスへ骨が折れないかハラハラするような体当たりをします。でもハトは意外と丈夫にできているようです。
長引かせてはかわいそうなので気合いで捕まえ、ハトの胴体を持ってみると、ものすごい早さの心拍で、尾(みたいなところ)もガクガク震えています。
「災難だったわね」と言いながら外に出してあげると一目散にとんでいきました。

やれやれ、とトイレで手を洗ってふと後ろを見ると、トイレのドアにまだもう1羽います。

「クルックー」


「・・・・」

私はもう一度先の文章を繰り返しました。

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# by arttrace | 2007-07-04 22:31 | ART TRACE